非効率な学び方
非効率に牛歩のごとき学びでいきましょう。
今日は理学療法あんまり関係ない内容になります。
こんにちは。毎日勉強をしていると効率の悪さや結局自分は何について学びたいのか分からなくなることがあります。昨日やったことを忘れていたり、先週の勉強会の内容が思い出せなかったり・・・。
このままのやり方でいいのかなと日々思いながら勉強していました。
「RANGE-知識の「幅」が最強の武器になる」という本を読みました。この本では幅広く学んで知識に幅を持つことで未経験なものに挑戦するときの武器を手に入れることができます。みたいな内容が書かれていました。
今回は本の紹介をしたいわけではないのでリンクを貼ったりしてません。興味ある方はアマゾンか楽天かどこかで検索してみてください。適当ですいません(笑)
ではこのRANGEを読んで思ったことを書いていきます。大人の感想文みたいなものですね。
今回のメニュー
・社会に求められていること
・結局人の身体をみることは未知に対して挑むこと
・やりたいことを見つけることから始まる終着点
社会に求められていること
社会が求めている社会人はクリエイティブな思考力と抽象化する能力みたいですね。つまり与えられた仕事をこなしているだけでは満足してくれないということです。任された仕事一つにどれだけの価値や自分らしさを乗せて、必要な人に出来上がった仕事を託すことができるかを問われていると感じています。これができるのかどうかがその人の会社や病院、ひいては社会に存在する価値があるのかどうかと判断されるのだと思います。
さて、この考えはRANGEという本を読んだことで考えたことですが、僕は理学療法士をしているので、ことPTとして社会に求められていることは何かということを考えています。
専門性を持つことの他にそこに自分の個性を足して独自のリハビリを展開していくことが求められているのではないかと思います。
医療の専門性について、書籍的にはスペシャリストとジェネラリストというカテゴリーに分けられます。その二つを併せ持ったジェネシャリストという考えもあるようです。
膝が悪いから膝しか見ないはもう2流なのかもしれませんね・・・。もちろん術後リハビリでは必要でしょうが。さらに再発防止とかそもそもなぜ膝にストレスが集中してしまったのかまでケアしないといけないということですね。
結局人の身体をみることは未知に対して挑むこと
人によって生活スタイルも違えば、既往歴も現病歴も違うため現れてくる症状は似ているように見えて全然違う機能障害が主要因になることもある。
高齢者になればなおさら、人によって千差万別。必要なことは勉強会や教科書で学んだことをそのまま臨床で行うのではなく、目の前の患者様に合わせて必要なもの必要最小限の評価と治療を選択して行っていくことが必要であると思います。
例え膝を悪くしたおばあちゃんが居たとしても腰や足首に治療介入を行うこともあるということです。
そのために膝関節以外を学ぶことや他のビジネスについても学んでみること、一般企業のビジネスモデルについて学ぶ、学びの中で自分にできることは何か?本質はどこなのか?共通概念は存在するのか?・・・。
と論理的思考を働かせて物事を抽象化→概念化(カテゴリー化)していく力を養っていくことが必要なのかもしれません。
在学中に学ぶ一般教養に意味を感じていませんでしたが、現在は大事なことだったんだなとしみじみ感じます(もう遅いですが(笑))。
やりたいことを見つけることから始まる終着点
さて抽象化→概念化について触れました。
現代人は抽象化する能力が高くなっているそうです。それは様々な情報に触れる機会も多く、情報を無意識に分けて考える癖が身についているようです。この能力が高い人がIQが高いと一般的に言うそうです。
物事をカテゴリーに意識的に分けていくと自分が多く学んでいることとあまり知らないことがあります。ここでまず自分の好きなものに気付くことができます。
さらに物事をカテゴリー化する論理的思考能力が身についていると一つ一つを学んでいる段階で自分なりの抽象化と本質かが行われます。この自分なりが同じものを学んでも違ったものの解釈につながり新しい概念や方法を思いつくことがあります。
これがセラピストとしての個性でになり、その人の得意なことになるのではないでしょうか?
つまり好きなことや得意とすることは学びが前提で知識に触れて・自分を知って初めて生まれるものではないかと思います。
知識と知識の間に挟まった自分の意見(個性)が積もり積もって自分だけの知識に生まれ変わると思うとわくわくしますね。時々拡大解釈になりすぎてしまうこともあると思いますが、根拠に基づいたオリジナリティであるため大きく外れていることはないのかと思われます。
最後に一言
自分は効率的に学べていないことを自覚してましたが、これからもわき道にそれながらも前に進んでいこうと思います。
少しリハビリについて考えたくなった方はこちらもどうぞ。